劇場見逃し作品！
これ実話だと思っていなかったので鑑賞後にびっくりでした。
実際にいたボクサーの方のお話なんですね。
外見からはとても強そうではない体型でしたのでどんな強さなんだろうと思っていましたが、DFが得意ということで納得でした。
あんな泥水みたいな食事しかとっていないのに急に仕掛けられて体があんなに機敏に動くなんて、うそーんと思いましたけど、生命がかかっているのであればありうるのかなと！
ペルシャンレッスンの時とはまた違い、自分の生命を守るためだけでなく、勝利することが仲間を救うことにもなったので、余計に勝たなければという使命感があったのかもしれません。
勝ち続けてもいいことばかりではなくて、収容所は努力すれば報われるという言葉なんて存在しない世界だったのでした
絶望的でした
息子のように可愛がっていた青年とのこともとても辛かったです
映画的な演出で、ドイツ兵の息子からのアルバムをもらったりなんかしてましたが、あんな感動的なことはもちろん作り話でしょう
人間的な人が少しでもいたのではないかという希望なんでしょうけど、現実はもっと残酷だったのだと思いました
それでも彼は戦い続けて、全てが終わるまでを耐え凌ぎ、乗り越えることができたという事実があります。
そして、自分のためだけじゃなくて他人のパンや薬のために戦ったというのも本当でしょう。
最悪な環境の中でも、人間の優しさとか生きる力ってちゃんと存在しているのが分かって、本当に素晴らしいと思いました。
目を伏せたくなるシーンも多いですが、観てよかったです。
