ころぴ

アウシュヴィッツのチャンピオンのころぴのレビュー・感想・評価

3.8
実話に基づく話

彼は、正統派のボクサー🥊だった
人の為に
息子のような若者の為に
生きるために…

なのに
人は死んでいく
ユダヤ人の行列は毎日やって来る
寒空の下、コートも服も脱がされて
入浴の後、返すと言われ…
苦悶の叫び声と共に死んでいく
断末魔の叫びを消せるはずもなく…

収容所では
ボクシングを娯楽として
ナチスも囚人達も熱狂していた

彼は強かった!
囚人達のヒーローであり
皆の目がきらきら輝いて
希望の星であり
報酬の食べ物は皆に分け与えて
ずっとこの生活が
続いたら良かったのに

強すぎた…
勝ち続けるボクサーは鼻についてくる

上質な服、上質な食べ物
暖かいベッド
そんな所で暮らしている上官達
その中でも
人殺しを日常茶飯事にしていると
心がさいなまれる人も…
葛藤はするが
改心するより、より決意を固め
腐ったナチスの上官達と
いつもの生活を続けていく場面も

ナチスの上官達は本当に腐っている
奴らの考えは最低、最悪
囚人を人間として扱わない
すぐ撃ち殺す
⁝( `ᾥ´ )⁝

どうせ撃たれるのなら
命乞いするより撃ち返すのありだ!😭
大好きな人を殴るより
クソナチスの上官を殴るのありだ!😭


うつろで悲しげな彼の目が
収容所の建物を見渡している
こんな形で
アウシュヴィッツを後にするなんて…
それでも
ボクシングの腕のために
次の収容所へ連れていかれ
その後も闘い続けたそう
あの、アウシュビッツで
こんなこともあったんだと
記憶に残しておきたい映画だった

戦争が終わり
彼は
子供達にボクシングを教えていた
心が癒される日は来るのだろうか…
平和がずっと続けばいいね
ころぴ

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