Nana

ヒンターラントのNanaのレビュー・感想・評価

ヒンターラント(2021年製作の映画)
3.2
ヒンターランドじゃなくて「後方」を意味するヒンターラント。

第一次世界大戦後、ロシアの捕虜になっていて、やっとオーストリアに帰国したら皇帝はいないし共産主義者扱いされるし、嫁は浮気してるしあんまりじゃないか😭なところから話は始まります。

そんな悲惨な状況で起きた連続殺人事件に挑む、元警部のミステリー。
ウリはオールブルーバックで絵画のような背景。
ティム・バートンの映画みたいなダークで歪んだ風景を背景に、絵画の中で人間が動いているような、不思議な映像でした。

オーストリアってドイツ語?英語でもスペイン語でもない言語が新鮮。第一次世界大戦後の元兵士の話なんて、アメリカン・ニューシネマでは、無かったもんね。

ただしミステリーとしては微妙で…キャラも統一感がなく、映画としてはまあまあかな。
劇場なら世界観と映像を楽しめたけど、配信なら見放題で観ればいいくらいだと思いました(^_^;)
Nana

Nana