吉本多香美と西川兄の2世共演に豪華脇役勢。両性具有の多香美ちゃんのペニスが22歳になったら自然にもげてしまうって。桂先生の脚本で美しい物語に仕上がっているんだけれど、筒井康隆や清順はまだ味付けとして普通としても、多香美ちゃんのお母さんがなぜか老けメイクした田村翔子なの不自然ですごい。あとレンタルビデオ屋の店長がオカマの浜田光夫なのも気が散る。多香美ちゃんの趣味が微妙なタッチの油絵で、やっぱし油絵とか出てるとこちらも俄然もりあがる。ロケ地はどこなのか新緑の美しい田舎町で沼がその数年後に埋めたてられて、沼の主の魚はまだこの土のしたに、など幻想ムードに溢れていました。ペニスの模型がもげる描写が…とかそういう作品ではない。
