湯っ子

あいたくて あいたくて あいたくての湯っ子のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイムラインでこの監督作品のレビューを見かけて気になっていたら、「苦役列車」の脚本を書いた方なんですね。「苦役列車」の原作からの改変は好きだったのと、若くない男女のお話ってところに惹かれて本作を鑑賞。
主演のおふたりが、とても普通っぽいのにチャーミングで、この映画にちょうど良い存在感だった。丸純子さん、初めて見たけど、少し前の風吹ジュンさんを思わせる、大人なのにかわいらしい女性。邦画でこの世代の恋愛やセックスを描くことって珍しいかもしれない。若い人が見たら、友達のお母さんのオンナの部分を見るような生々しさを感じるかもしれないね。
愛する人との別れを経験した大人の男女が結びつくきっかけが、メールや宮沢賢治というのも、ほどよくファンタジックでロマンチック。優しい空気の流れる映画でした。

ただ、主人公は同世代か私よりちょっと下だと思うんだけど、夫が癌で亡くなって1年もしないうちに夫の友人と寝たりするかなぁとか、大学生の娘が同棲するとか言い出してあんなに簡単にOKするかなぁとかは思った。
湯っ子

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