さききち

呪詛のさききちのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
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既存の陳腐なオカルト映画なんて過去のもの、と踏み潰す勢いで禍々しく纏わりつく作品。鑑賞後感が心理的にも視覚的にも最低に気持ち悪くて最高。1時間51分とホラーにしては長尺な分、ダレる部分はあるけれど、それを補う鑑賞体験がある。定期的に訪れる恐怖シーンは「何か出てきそうな画角」の上手さを含め、表現が光る。ストーリーテリングは因果を辿る邦ホラーっぽくもあり、親しみやすい(だからこそ余計に揺さぶりがすごい)。常時緊張で体調悪くなりかけた。
劇場のスクリーンで観ていたら気が滅入りそう(褒めてる)。
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