台湾産による本格派ホラー。
『呪われの橋』よりクオリティが高い。
台湾映画という枠組みでジャンル分けをした際にホラーというのはまだまだ数少ないジャンルであるが、このレベルのホラー映画を撮り続けていれば、いずれ傑作と呼ばれるホラー映画が生まれそうな予感がする。そもそも台湾という国のロケーションと歴史、それから繁体字などがホラーに向いている。
また韓国映画の『コンジアム』が日本で話題となり、その場にいるような感覚に陥るPOV形式は日本人含め、アジア圏の人間は好みなのかなとも思う。
この映画、グロさはないが、気持ち悪さはかなりある。虫の描写はあるが、それ以上に集合体恐怖症なので、ある一部のシーンは身体全体鳥肌になった。