寝るのだいじ

呪詛の寝るのだいじのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラーというよりカルト教団の恐ろしさ。
驚かせ方はホラーのテンプレだけど、教団の考え方がただただ気持ち悪かった。

常に手元のビデオカメラやぬいぐるみに隠したカメラなどでの映像。ずっとスマホなどで映像記録しているものを見させられているスタイル。
臨場感はあるかな。

祀ってる神が悪行働きまくったので、その呪いを神が受けない為に、信者が祈ることで呪いや祟りを跳ね除ける。
もしこの宗教に関わったのに祈らなかった場合、そいつに祟りが来る。
あとこの祈りの念仏をより多くの人が唱えることで、祟られるべき人への祟りが、唱える人皆に軽度に分散されるので、救われる命がある。

普通信者って、自分が救われたくて祈るのが宗教じゃないの?
神様のために祈ってんの?
神誰も救う気無くて気持ち悪……
そりゃ表に出てこない宗教だわな。しか思わん。

<概要>
村だけで守られてた宗教。部外者を日頃から入れたく無い地域みたい。
3人組探検隊YouTuberの1人が村と仲良さげで村に入れてもらった。こいつとメンバーの女の間で妊娠があり、お腹の子に、村が「神の子」と呼ぶ少女の魂が移る。
彼氏は探検中に村の人に焼かれて死亡。女性は流産。(もう1人のメンバーは村で死亡)
女性は罪悪感から養子の里親になるも、無事その子が祟りのターゲットに。(この女性が祟られなかったのは、実質「神の子」の母体だったからと考えられる)
子供にどんどん祟りが降りかかってくるので村の村長?にすがり、救ってもらう呪術をかけてもらうも、子供の健康面から絶食という条件を破った女性と、協力した村長に祟りがくる。
女性は自ら、村の最深部で身を沈めると共に、ここまでの経緯と念仏リピートの動画を全世界に配信することで、視聴者全員に子供への祟りの分散を試みる。
結果、子供は祟り?の下半身麻痺も全部治る。

村の中だけで秘密裏に守られてきた密教。勧誘などしてないし、それはそれでよかったと思う。
なのにタブーを撮影・配信したがるとか、全世界を悪い方向で巻き込んでまで娘を助けようとするとか、この女性もともと気持ち悪いです。