N

呪詛のNのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

予告で怖そうだなと思って気になっていたので鑑賞
びっくりするというよりはずっと気色悪さがあり禍々しい作品

考察読む前は3.6、読んだら3.7だなと思った
うわー巻き込まれたのか、、とか気持ち悪かった、、、とは思うけど、怖!!!とはならなかったため。(音量が足りなかったのもあるかも、、)カルト集団とか普通に好奇心が勝ってしまう。

最初は電気消えたり扉開いたり娘がおかしくなったり変な手が見えたりと怪奇現象だったからゾワゾワするものの、ここから盛り下がらないか?と思ってたけど最後まで怖くてよかった。日本のホラーはお化けでびっくりさせて怖がらせるものが多いのでそれだと現実味なくて飽きるけど、そこから展開があってよかった。

土着信仰をテーマにしていて、凝ったディティールによりリアリティがあったし、ファウンドフッテージ、モキュメンタリーという方法もそれを増長させていた。
宗教だからこそ意味のわからない行動も気持ち悪く感じられる(辻褄が合う必要性がない)

ほんとーーに主人公の女が安直で軽率。なんでそんな映像撮るんだ。そりゃ呪われる。部屋から出るし。兄弟もアホすぎるし兄が奥に進もう進もうとするの信じられん。無理にビデオも持って帰るしさ、、娘に名前も教えるしさあ、、
あと我慢できなくてパイン缶も与えるなよ、、師匠と奥さんは無駄死にだし娘も吐かされてて最悪
点滴も自分で打ち出してドン引きした。

でも子どもに害が及ぶのはみていられなくて共に祈るようになっていた私は、ラストでうわーーやられた、と思ったし、人の善意を利用するもので気分が悪くなった
日本でもこの言葉を何歳まで覚えていると呪われる、とかよくオカルトあるけど、そういう感じで染み込んじゃうから忘れられなくてあれだった。
地下道の映像を見たらいけないんだろうということはわかっていたが、まさか符号や呪詛をこちら側に刷り込み、呪いを分担させるとは、、よく考えたらタイトルが呪詛なんだからそりゃそうか。普通の祈りの言葉ではないか、、今書いていて気がついた、、、
和尚の解説を流すと言った後に、お経が流れて真ん中に赤文字が表示されるシーンがあって、追って読めということか、、?と思っていたら和尚の解説映像が始まったので、どういうこと?と思ったが、直後意味をわからされた。そうやって解説を見れると注意を引き、符号を凝視させることで視聴者に呪いをより分散していたのだ、、騙された
一瞬解説映像の前に白い画面になった時、符号の残像が浮かんだが、それだけ見つめていたということだし、それが主人公の狙い通りで怖すぎる
参加型なのが良い意味で最悪だった
冒頭に語られる祈りについての理論弱くない?電車の向きとかは思い込みというか錯覚じゃん?と思ってたけどそういうことかよ、、、擬似体験としてホラーのいいところだけ味わってる視聴者がしっぺ返しを喰らう作品だとあとから見て、ほんとそれだなと思った

虫やカエルがキモかったり、ブリーフさんたちがグロ怖かったり要素が多かった。
実話をもとにしてると聞いてたから調べたけど、宗教関連で狂ってるところは同じだけど全然違う話である意味安心した笑

考察読み返したらそういえば両親とか警察死んでたな、忘れてた
あと精神科医、映像見たのに死んでなくない?と思ったけど首吊り自殺のニュース流れてたあれか、、
時系列がちゃんと理解できてなかったな〜〜なんで妊婦の主人公が雲南の和尚のとこいるの?と思ってたけど妊娠時に行って解明して知ってて、それに養父とかを巻き込んだってことだった。養父が寺に行って知って動画送ったから意味がわかって覚悟決めたのかと思ったけど違った。それが映像でわかるトリックになっていた。
儀式okになったのなんで?と思ってたけど妊娠したことで彼氏と一族になっちゃったってことか
鏡は"対になる体の一部(耳など)を霊魂に捧げ、その周囲を合わせ鏡にすることで、もう一方を探そうとする霊魂をその空間に閉じ込める"という台湾で知られる封印の方法が元ネタのよう、だそうで、だから割ることで呪いを解放したということらしい
水は蟲毒か〜〜なるほど、なんで娘が虫吐いたの?と思ってた
「娘に呪いを再発させて焦った母親が世界中に自分の呪いを広める。そこまでが全て計算」と監督がインタビューで答えてるらしい
考察は勉強になるから読んでて楽しい、続編があるならそれも期待

ところで、蓮コラ、プリキュア演出って言葉初めて知りました、、
N

N