真一

南洋ホテルの真一のレビュー・感想・評価

南洋ホテル(1994年製作の映画)
3.4
バブル💸時代のアニメに出てくる
リゾートの海🏖️って、どうして
こんなにキラキラ✨して
見えるんだろう。
自分が青春してたせいかな…

山下達郎や大瀧詠一のアルバムの
ジャケットが大好きで、あの頃、
よく一人でボーッと眺めてた。
鈴木英人さんのイラストだっけ。
抜けるような空。青い水平線。
真っ赤なポルシェ。
今見てもワクワクする。

わずか13分の短編アニメだけど、
そんな当時の空気を味わえた。
白砂のビーチ⛱️に立つ「Banzai Cliff 」
の看板を見て、分かった。
ここは、サイパン島🏝️だ。
かつて激戦地、今はリゾートの
サイパン島🏝️だ。

案の定、ストーリーは
旧日本軍兵士💂
絡みのホラー👻調に。
舞台は、戦前に建てたとおぼしき
廃屋のような「南洋ホテル」🏚️だ。
夜🌃になると聞こえる
軍靴の音、亡霊💀の行進…。
浮かれて玉砕の島サイパンに行くと、
亡き兵士たちの怒りを買うぞという
原作者・景山民夫からのメッセージ
だろうか。面白い展開だ。

ただ、亡霊たち💀が怒りと恨みを
むき出しにしているのが気になった。
玉砕したご先祖様たちは観光客を
見て、むかつくかな?
僕は、そう思えない。

むしろご先祖様たちは、
米軍の火炎放射🔥で焼かれたり、
密林🌳🌳🌳をさ迷い
餓死するような
悲惨な目に、私たちが、
曲がりなりにも遇わずに
すんでいる今の日本🇯🇵をみて
安堵しているのではないかな。

そういう意味では、もう少し
哀愁の漂う亡霊にした方が
良かったような気がする。

いずれにせよ、80~90年代の
リゾート気分は、おかげで
満喫できました(^-^)/

受験勉強して大学入って
就職すれば、夢のような
リゾートライフ🏖️☀️🌊が待っている
とバカみたいに信じていた、
あの頃に戻りたい😭

🌴🌴🌴🌴🌴
真一

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