長い間、幻とされていたテリー・ギリアムの初(単独)監督作品。
…と言っても、それ以前にテリー・ジョーンズと共同で手掛けた『モンティ・パイソンアンドホーリー・グレイル』とほぼ同じノリだから、日本語吹き替えでも観てみたかった。
焦らしに焦らして登場するジャバーウォッキーの怪物の造形がスゴい。
中盤まではひたすらストーリーが進んでるのか後退してるのか分からないナンセンスギャグの連発だったのに対して、クライマックスはCGではなく実体のある造形物が動くことの興奮を感じられる。
そして、この怪物の造形が"ガチ"だからこそ、あの間の抜けた倒し方がギャグとして活きる。