miyu

こわれゆく世界の中でのmiyuのレビュー・感想・評価

こわれゆく世界の中で(2006年製作の映画)
3.7
この映画はねぇ、女性サイドの気持ちに
かなり感情移入してしまったの。。。

男性が見たら、ウィル(ジュード ロウ)が感じる孤独感とか、閉塞感に…わかる、わかる…って なるかも!
浮気しても、しゃーないやん!!
ってなるかも!

ウィルは、自閉症気味のビーと言う名の娘を連れ子して、一緒に暮らしている(籍はまだ、入ってないようだ…)リヴ(ロビン ライト ペン)に疲労困憊。。。

リヴ自身が、何しろ、娘ビーの世話で、かなり、神経がいってるし…
家庭にいても、癒されない…💦
リヴとビーのあいだに自分は入れないものがある…って、ウィルはそんな風に感じてるの。。。
だから、ウィルの事務所に窃盗に入った少年の母親アミラ(ジュリエット ビノシュ)に走ってしまった…

でも
ワタシは リヴの気持ちも、アミラの気持ちも良くわかった…

リヴが、ウィルに、ラスト辺りにキレた気持ち…
リヴは、家裁の調停(アミラの息子が窃盗の罪で裁かれる)のあと…
ウィルがリヴに
「君が言ってくれた言葉が良かった…」って…言うんですが…
まぢ、何を言うか…って 💦💦💦感じ〜

アミラが
「あなたと関係を持ったワタシを何とか 助けて!ワタシには 息子しか ないょ。
あなたとの写真も計算して撮ったけど…
でも、あなたは好きだった…」
って〜
「ワタシを助けて!!」…って
子どもの為に必死。。。
もぅ、それも、わかる…わかる… なの。

そうなの…
リヴと、その娘ビーとの生活に疲れたウィルは、自分の事務所に泥棒に入った息子のあとをつけ、その母親と故意に知り合い、惹かれ、関係を持ってしまった…
って言うのが、あらすじなんです。

しかも、親子はボスニアの難民。。。

ウィルの決断は?

【ネタバレかも】








☆リブの気持ち☆

ハァ〜

何をゆうてんねん!!

あの親子が戦火を逃れ、辛い思いをしてるから、善意で家裁の調停の時に助けてあげたんょ。。。
何を今さら、パートナーぽい事 ゆうてんの???
あの女性よりも、あんたに
ムカつく…

ワタシがあなたを助けて、当たり前って 思うじゃないょ〜

って 感情爆発したんじゃないかと…

ワタシなら、そう思うから(笑)

せやけど、愛はある!←コレ 重要。。。


☆アミラの気持ち☆
偶然知り合い、奥さんがいるのは
わかっていたけど…
旦那も無くして、たまらなく寂しい生活の中、優しくされて好きになってしまった…

って 思っていたら

あなたの事務所の窃盗犯が息子…って

ワタシに近づいたのは、何か目的があったの???

もし、本当に、好意で、付き合っていてくれたのなら
ワタシを助けて〜

みたいな…

☆ウィルの気持ち☆
家族であり、家族でない…
一緒にいてても、妻は娘しか見ていない…
血が繋がっていない娘だから、尚更、自分にも、妻の優しさが欲しい。。。

寂しい!
たまらなく、寂しい。。。

そんな時に、窃盗に入った息子の母親であるが、彼女に魅力を感じてしまった。。。
好きになってしまったが…

本当に 大事なのは何か?
本当に 愛して 守らないものは 何か?

自分の名誉や、自分の保身に走って
人を切り捨てたら楽だけど…
それは、虚飾の人生

全てを告白して
生きていきたい!!
miyu

miyu