このレビューはネタバレを含みます
正直鑑賞前に期待はしてませんでした。
原作が好きで見にいった作品は大抵原作改変が多くて、特にジャニーズ主演だと原作ファンというよりは俳優さんのファン層受けを狙ってるんだろうなぁという作品は多いので。
でもこの作品はわりかしこういった映画の中では、原作に忠実な箇所も多かったです。(大体小説の一巻と二巻の一部を切り取って作った感じ。)一巻ラストの斎森邸をラストに持って来ると思ってましたが、薄刃を出したのは斎森邸の場面だけではあまり見せ場が大きくないからですかね？でもそこまでやるなら新くんの魅力がもう少し欲しかった。走り過ぎ。
異能とかオクツキの件は事前知識ない人は理解がきついかもしれません。前述の通り作品は走り気味で、かつ説明が少ないので。
使用人の華との再会シーンは泣きそうになりました。作品全体では2.5くらいの評価ですが、このシーンがあっただけまだ救いです。
一つ思ったことがあるとすれば清霞も美世もよかったですが、どこかストーリーに取ってつけた感じで、彼らのバックボーンが画面から伝わってこなかったのがちょっと残念でした。特に美桜役の今田さん。どこか行動や思考が過去と繋がっておらず、その瞬間に留まってる感じがしました。
原作で見てるからこそわかる残念さ。
