観た。
アナイスを魅力的に感じるか否かで感想が大きく変わりそう。
いわゆるADHDなんだろうな。
前半はとにかく走ってるし、家賃などの事務処理は苦手で、人と一緒に寝られなくて。でも明るくて若くて綺麗で周りを魅了する。
深く付き合うと相手側から離れていってしまう。最後の方に作家の彼女が言っていた、あなたは常に今ある最高を目指すでしょ。という台詞がまさに、なんだろうな。作家さんも他の人も、今自分が持っている最高はもう提供しちゃったわよ、という感じなのかな。
個人的にはこういうお相手は苦手だし、アナイスのキャラクター自体も若干の既視感があってそこまでハマらなかった。
でも劇場は笑いも起きてるし、多くの方々には好評なんだろうな。
女性2人の浜辺の情事は濃厚に描かれるし、映像は明るく光が美しい。
後半のカメラ目線のアナイスは狙いが分からなかった。ラストの2人の長い台詞のやりとりは少々辛かった。フランス人らしいというか、会話で締めたいのね。
結局、2人でエレベーターへ。もっとアナイスらしい次への展開を見せてくれた爽快な終わり方なら良かったな。
シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ、監督