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恋するアナイスのLifewithmoviesのレビュー・感想・評価

恋するアナイス(2021年製作の映画)
3.8
2023年7月1日@京都文化博物館(EUフィルムデーズ2023 京都会場)
「映画批評月間 フランス映画の現在vol.04」で上映されていたが、スケジュールが合わず、観られなかった作品が、EUフィルムデーズ2023のフランス代表作品として、上映されたので、なんとか観ることができた。
主演の自由奔放すぎる女性をアナイス・ドゥムースティエが演じていて、とても印象的。ただ、約束を破ったり、嘘をついたりする姿をみると、友達にはなれないな(笑)と思いながら、振り回されていました。彼女が演技が炸裂しているという『アリスと市長』という作品があるのですが(セザール賞主演女優賞受賞)、コロナ禍の映画批評月間でのみ、上映され、評価が高かったが、コロナ禍の影響か、日本配給されないままとなっていることがあとからわかり、がっかりしている。一方で、エミリー役を演じるヴァレリア・ブルーニ・テデスキが主演した『分裂』は、フランス映画祭2021横浜で観ることが出来ていて、良かった。
これが、抑圧から解放された女性の現代の姿だ、と言われると、少し違和感が残るのだけれど、家父長制が残り続ける日本のおいて、この作品のアナイスを観ることで、感じる部分はある、と思われる作品。
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