クレジットタイトルのテロップが見える秒数が短い!と思ったら、ワンシーンめ、アナリスの走るスピードに合わせていたことがわかる。そして彼女が走り出した瞬間、彼女の生き方も分かる。その走る姿は彼女の生き様…
>>続きを読む冒頭からとにかく走りまくり、喋りまくるアナイス。
ものすごいエネルギーの塊みたいな女の子なんだなということがすぐにわかる。
そんな彼女が惹かれていくのが作家のエミリーで、こちらは歳相応に落ち着きのあ…
主人公アナイスの突っ走りぶりがすごい。
気づいたら好きな人もみんな置いてっちゃってたくらいの勢いで、ぐんぐん進み続けるけど、感情豊かで、自分に正直でいるための力強さも兼ね備えた微笑ましい魅力に溢れ…
アナイスが多動でやたら走り回ってマシンガントークかつ自分勝手でせわしないため、途中までは映画自体もせわしない。
エミリーの登場で大人の女性の醸し出す余裕と達観で映画もスピードを落とす。
人生は日常…
個人的には『君の名前で僕を呼んで』や『ハーフオブイット』と並ぶ傑作だった。朝食のパン咥えて突っ走る少女漫画のヒロインのように(アナイスはパンを咥えて走りません)軽やかなのだけど、欲望剥き出しなところ…
>>続きを読む動いていないと死んでしまう。悲しいときと悩んだときだけ動きを止める、そんなカジキマグロみたいな女性のお話。
すごくフランス映画っぽいと感じる部分からのエンディング。
序盤で引きこむのも上手い。
いい…
本作はシャルリーヌ・ブルジョワ=タケ監督の長編デビュー作品とのことだが、傑作だったと思う。主人公アナイスが疾走するスピード感溢れる冒頭からグッと引き込まれ、力強いラストまで目が離せない。饒舌で自由…
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