剣々

イップ・マン 立志の剣々のレビュー・感想・評価

イップ・マン 立志(2021年製作の映画)
3.0
己の正義を信じ戦え

英国が統治する香港に留学中の若きイップ・マンは、かつての友人と出会い共に生活を始めた
ある日、英国と通ずるギャング達の人攫いを見かけたイップ・マンは、友の制止を振り切りギャングを打ちのめしてしまう
しかし、報復に友人が経営する会社はギャングに襲われてしまい、その妹も時を同じく拐われてしまうことに…

イップ・マン人気にあやかった中華アクションムービー(これも香港ではなさそう)
本作でイップ・マンを演じるのはシェー・ミャオ
なんか名前は可愛いけど、若き日というには老けすぎてるぞ!
武術の心得がある俳優なだけあってアクションの精度は中々に高いです!
キレのある詠春拳は本作でも健在です

対するイギリス人はボクシング、柔術、棒術格闘、サバットの要素を持つマーシャルアーツであるバーティツを使用します
詠春拳VSバーティツが本作の見どころの一つ!
ただし、本作アクションシーンのカット割が無駄に多くて見せ方がイマイチなのが難点です

己が正義を奮ったイップ・マン、その報復として残虐の限りを尽くすイギリス人とその配下の中華マフィア…
重めのストーリー展開と弱きものの声を力に変え戦う男の姿が楽しめます!
残虐な支配者や民衆の前での試合形式の異種格闘技戦とドニー・イェン版を意識している様な作りも垣間見えました

若き日の達人の戦いを描く作品でした
剣々

剣々