チッコーネ

未亡人の殺人計画のチッコーネのレビュー・感想・評価

未亡人の殺人計画(1953年製作の映画)
3.2
前半は警察の捜査を追う場面が意外に多い。
中盤からサスペンスフルなメロドラマへと雪崩れ込み、最後まで予断を許さぬ展開。
決定的場面を挟まず結果を語る凝った脚本だが、俳優に気遣ったがゆえの演出ではという邪推も…、その意味ではコットン(男) VS ピータース(女)の泥沼格付け争いといった趣あり。
豪邸や豪華クルーズ船内といった設定の場面は、当時のハリウッドらしく美術が華やか。