くぅー

唄う六人の女のくぅーのレビュー・感想・評価

唄う六人の女(2023年製作の映画)
3.8
【my映画館2023 #47】

“必ず守り続ける。”

»父親の訃報で山奥の実家に戻る男とその父親から土地を購入する予定だった男が、奇妙な6人の女性たちに監禁されてしまっての運命を描くサスペンス・スリラー。

で、やはり6人の女ってタイトルに引っ張られ、原作未読なので妖しくヤバい物語かと思いきや…遠野物語系が好きなので、そう来たかって感じで見終えてましたね。

うん、舞台は森で主人公は森一郎で、やたらと虫が出て来るので、六人は恐らくはと思いましたが、当たらずも遠からず。

で、惜しむらくはもっと寓話系に寄せても良かったのかと…六人+αのキャラ立ちは散漫だったので合わせて欲しかったし、何かしら唄うにこだわるのもありだったかも。

そんな訳で、他にも細部に気になる部分はあれど、やはり土地柄で森林絡みの奇譚系好きなので、ニヤリとできた作品ではありました。

なお、俳優陣では、まずは竹野内豊…流石のそつない熱演を披露。
山田孝之…久しぶりにスクリーンで見れて、荒ぶる姿は貫禄さえ出てきた。
武田玲奈…一人二役、お疲れ様でした。
そして、水川あさみを筆頭に、アオイヤマダに服部樹咲に萩原みのりに桃果…それぞれ無口なので、もっとじっくり見たかったけど。
さらには、竹中直人に津田寛治に大西信満らのサポートも良き。
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