都会で生きるピエトロ、山を愛するブルーノ。対称的な二人の友情がとてもとても良い。
二人の人生を追体験するような構成で、個人的には感情移入しやすかった。
かの地では有名な巡礼地らしい八つの山。タイトルもそのまま『八つの山』にしなかったのは、日本では馴染みのない土地だからだろうか?
ともかく宗教色は薄くて観やすかった。でも少年時代から描くだけあって、ちと長いかな。久々に純粋な友情モノを観た気がする。やっぱりこういうのはいいね。
昨年、16年間快苦を共にした友人を喪ってしまった自分からすると、単なるフィクション以上の衝撃がありました。