フランス人の育むタヒチ幻想が凝縮された、
ポリネシアまったりダークツーリズム。
ブノワ・マジメル扮する弁務官が、沖合の潜水艦での倒錯享楽や核実験再開などの噂を経巡る。アルベルト・セラ前々作『ルイ14世の死』の一点収束とは真逆ゆく“拡散”の妙趣。
『ルイ14世の死』https://twitter.com/pherim/status/1003254845560664064
『パシフィクション』のように、配給されても小スクリーン上映な作品がどデカい箱でかかるのも、映画祭ならでは。
で本作上映のよみうりホール(1100席)、2階席は578席中に観客たった10人ほど。165分中幾度か席を移して観たら、景色の変容が味わいの変化を生み新鮮でした。
TIFF中劇場画像:https://twitter.com/pherim/status/1585911807306534912