今回も素晴らしかった!良くもまぁ、いつもこんな下らない事を次々と思いつくなぁ・・・と感心するフィリップ・ラショーと愉快な仲間達の新作。最低で最高!
今回はアメコミ・ヒーローのパロディ。
最近は微に入り細に入り小ネタを練り込んで、それをどれだけ理解出来たかを楽しむ様なマニアが多い様だけど、本当に良くない風潮だと思う。
その点で、これこそ本来のパロディだという適量だし、自分をスーパーヒーローだと勘違いした男が頑張る!という王道の物語で素晴らしい。
ポンコツなキャラクター達が、どんどんと事態をややこしい状態にしていくのに、最後はキチンと落としている所も流石だし、アクションシーンも真面目に撮ってクォリティが高く、安っぽさを感じさせない所も、一流。
下ネタの連発と、女子供や動物にも容赦ないのも最高。
べたべたのネタでも、間の取り方の良さと、一寸した一工夫で、思わず笑ってしまうんだな。
その上、物語性も高いんだよ。
主人公のパパ役の俳優さん、どっかで見た顔だな・・・と思ったら、『ニキータ』で彼氏役とかやっていたジャン=ユーグ・アングラードか!
歳喰っても色男で素晴らしい。