世にも奇妙な物語が好きならおすすめしたい。もしかしたら超えてくるかと思わせてくれたけど、良くも悪くも世にも奇妙な物語に終始してました。その代わり後味までしっかりあの頃のそれだったのはいい塩梅と言えると思います。
パニックによるものなのか追い込まれて表出した負の部分なのか、主人公のカスっぷりも含めて(見せ方はともかく)伏線は張り巡らされており、終わってみればちゃんと回収してくれました。同僚の携帯番号が登録されてなかったとか。
個人的には不衛生なシチュエーションで疑心暗鬼に陥って友人を疑ったり他人に当たったり、それをSNSにアウトプットしてるのは意図的だと分かってても気持ち悪かったです。スリラーとして成立してるのかもしれないので、もしかしたらスリラーってめっちゃ苦手なのかもしれないなと思いました。
テンションが上がった点として、めちゃめちゃ音楽が良かったです。渡辺琢磨さんって方、存じ上げなかったのですが確認のためサントラを聴いてみてもやっぱりカッコ良い曲たちでした。そのままクラブで流せるようなブレイクスで友人各位には勧めてみたいと思います。