中島裕翔さんの一人演技、おみそれしました！！！
結婚式前夜、渋谷で前夜祭してから帰宅途中、酔っ払って穴に落ちてしまった営業マン川村。
事故だと思っていたら、事件性があることに気付き、犯人特定と並行してあの手この手で脱出を試みるサバイバル・サスペンス。
はじめの方は良くあるシチュエーション・サスペンスで、一定の考察で乗り切れそうな単純さを匂わせておきつつも、しっかりとラストにどんでん返しとカタルシスを得られる形に仕上げており、好感を持ちました。
なぜ犯人探しに注力するのか疑問がありました。
脱出に重きを置くだけではドラマ性が薄いからか？
とにかく早く脱出しないと！！！
その意味がわかってからは、なるほどな〜と。
裏テーマであるSNSについてですが、良いところも悪いところも両方描いていましたね。
説教臭さはなく、サッパリとしていて、あくまでも娯楽映画として楽しむことが出来ました。
人には裏の顔があります。
川村が女性に成りすましてアカウントを作成したことも、後々伏線？にはなりますが、そこではなく、社会を生きる上で色々と偽っていることについて。
本音を隠すくらいならまざしも、行き過ぎた形で表出してしまう。
それはいずれ自分の首を絞めることになる。そんなことを感じました。
現実的な話かというと、かなりフィクション寄りの作品ですよね。
それでも、事実は小説よりも奇なりと言うもので、なんか実際に有り得そうな話に感じちゃいました。そこが一番怖いのよ。
ちなみに、私としては主人公の川村くん、自業自得としか思えませんでした。
自分が助かるために自作自演。その内容も酷い。過去については語る必要がないくらいにクズ。
これ以上はネタバレになるので避けますが、良い意味で現実にいたらこんな感じかってくらい中島裕翔がハマっていました！
最後に、、、
加瀬さん可哀想。。。
