シネパピ

フラッドのシネパピのレビュー・感想・評価

フラッド(1998年製作の映画)
3.5
雨の日に見たくなる作品。
日本公開は98年。公開当時、劇場で見ました。

クリスチャン・スレーターといえば90年代を代表する俳優。「トゥルー・ロマンス」や「ブロークンアロー」などのアクション物から「告発」なんていう社会派の作品にも出る、割と演技幅の広い人だった。

この作品は善と悪、敵味方がひっくり返るところが最大の醍醐味。そして97分という(今では奇跡のような)上映時間でテンポよく話を転がしてくれて最後まで飽きがこない。

撮影もオープニングからエンディングまで全編水浸し。一部にミニチュアを使った特撮やCGなどもあるが、ほとんどは本物の水を使って撮影していることが伺える。国内での上映時は大作扱いではなく、公開規模は割と小さかったような気もする。そんな作品でもこれだけのセットを組んで撮影をしたのだから凄い。

また、あまり見ることのないアクション俳優としてのモーガン・フリーマンを拝めるのも本作の見どころ。ここまでガンアクションをするのは「フラッド」ぐらいじゃないかな。

ともかく、未見であれば一度は見ても損はしない作品です。おすすめ。
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