EUフィルムデーズにて。
写真家になりベルリンで仕事をすることを夢見るアレクシのドン底でもハッピーでもない宙ぶらりんな現状と迷走を見守る映画だった。
自立したいが甘やかされっぱなしなアレクシ。
主演のテァハナ・ラゾヴィッチがノオミ・ラパスに似ていた。
両親は比較的裕福でリゾート地に広い家とワイナリーを持ち、娘に継いでもらいたいようだがアレクシは夢を諦めていない。
思いどおりにいかない現実に焦り、恋愛と呼べるほどでもない軽めの男女の関係を持ち、迷いながら日々を過ごしているようなアレクシ。
親がいう通り、ワイナリーで落ち着けばいいのに…と端から見てると思うが、異国の都会に憧れる気持ちやのんびりしすぎる田舎から離れて夢を叶えたい気持ちもわからなくもない。
快適だが退屈な生活か、大変だが刺激ある生活か。出てくる男性たちもそれぞれを象徴するようなキャラクターだった。
アメリカンボーイと呼ばれてたあの人が良さげに見えたなぁ。