思い出を「味」と表現したり、お話の構成をカセットテープのA面とB面にして表現しているところ。センスを感じました。
白血病で余命が短い友達の元カノに再会して行くロードムービーと至ってシンプルではあります。
しかし、シンプルでも飽きさせないように前後半で語られるエピソードを組み立てたような構成にしていたように思えます。
前半に元カノと再開して行くパートで、後半はどうして主人公と友達が繋がったきっかけと衝撃の告白。それでも友と呼べるのか？という展開からラストまでの流れ。とても洗礼されているように思えます。
あと、元カノによってテイストを変えているようにも思えまして、2人目の元カノのカメラワーク(被写体をズームする描写)がクエンティン・タランティーノ監督？の作品にありそうな手法を取り入れようとしたり、細かいところでも見せ方を工夫されている作品でした。
