nisui

ミセス・ハリス、パリへ行くのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

「クリスチャン・ディオールのドレスを買う」という夢ができた戦争未亡人に運が傾いてくる話。
とっっってもよかった!本当に素敵なお話!私も小さくても何か夢を持ちたいと憧れてしまった。(そして運が傾いてほしいという下心もありつつ)
最初ブティックの従業員の親切さを不思議に思ったけど「金持ち相手の仕事は味気ない」ってことだったのね。そりゃああんなにも買うことに一生懸命なお客さんが来たらはりきっちゃうよね!
侯爵とのエピソードは切なかった~。同年代のやもめ同士いいカンジ?なんて思ってたところでの侯爵の「モップおばさん」発言。主人公のガッカリした様子に侯爵に対して怒りすら感じてしまったけど侯爵はなにも悪くないのよね…ごめんね侯爵。ま、エイダには待ってる人がいたんだから結果オーライってことで。友人一同からのプレゼントと共に大きな花束が届いたのもよかったなあ。
老舗ブティックの改革にもつながる展開もアツかったし、横取りされたも同然の「誘惑」が主人公の元に巡ってきた経緯にもスカッとした!着飾ることから解放された専属モデルのその後の姿にもグッときた!
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