ぶどう

ミセス・ハリス、パリへ行くのぶどうのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

・人は幾つになっても夢を見ていい
・腹の立つ状況下にあっても腐らない、クサクサしない
・階級社会の下の立場であっても胸を張って堂々と

という事を教えられ、また気付かされた。
若い子が夢を持って人を巻き込みながら達成していく映画は数多くあるけど、本作は年配女性が夢を持って自ら見たことのない世界に飛び込んでいき、達成していくストーリー。
御伽話の様な展開はあるが、本作の様に若くない女性を元気づけてくれる作品はなかなかないので、そこに焦点をあててくれたことに拍手を送りたい。
ハリスさんがまたかわいらしく魅力的で、わたしも歳を取ったら、いや、今からでもこのハリスさんの様に生きていきたいと思わされた。

ちょっと気になったのは、あまりにディオールが全面に強く出てきた印象で、プロモーションか?と疑ってしまったほど。ドレスは素敵だったし、調べてみると本作の時代にディオールは唯一無二のブランドだったらしいので仕方ないかな、とは思うが、ブランド名を匂わす程度にしてもよかったかな、と思った。
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