Reiren

ミセス・ハリス、パリへ行くのReirenのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

女性誌でお勧めされていそうなお洒落で
ハートフルなドラマ

別に笑い処があるわけではないので
コメディではないと思います・・・

幾らか出来すぎ感あるものの、
脚本の捻りが効いてて、なかなか
見ごたえのある話でした

ディオールのドレスがとってもエレガントで
綺麗

見た目の豪華さや綺麗さだけではなく
内実共に優れている事を自覚し
誇りをもって仕事をする人々

しかし、生きていくためには理想だけでは
足りなくて、お金を稼ぐ必要にも迫られ・・・
****************
ミセス・ハリスが家政婦ながら
コツコツ貯めたお金や落し物の謝礼などで
夢を買おうとするが
門前払い食らいそうになって
すんなり買えないあたりがリアル

せっかく夢がかなったのに(二番目にいいと
思ったドレスで)人に貸したら燃えてしまうし

侯爵とすんなり恋仲になっちゃうのか
と思うと掃除婦を思い出したと言われ
傷心(家政婦の仕事に誇りを持っていたら
不快にならないんでは?と疑問。
恋愛対象ではないと思われたのがショック
だったのかな)

いろいろ落ち込むことがあっても
ディオールの好意で「一番目に欲しかった
ドレスを手に入れて、恋仲になりそうな男性も
出来て、ラッキーでハッピーなラスト

夢だな~・・・これは夢物語だな~・・・と
思いつつ、ちょっとホロリとしてしまいました

4人がかりで作った脚本も演出もとても
良かったと思います。

ただひとつ。
主演のレスリー・マンヴェルの目つきが
意地悪そうで酷薄な印象だったので
役柄にあっていない感じが終始したのが
残念でした

「透明人間」は、素敵なドレスを着て
実体を得られたのかな

素直に感動したかったけどラストが
意地の悪そうな笑顔でなんだか・・・苦笑
Reiren

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