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ミセス・ハリス、パリへ行くのぴーとのレビュー・感想・評価

4.0
映画のタイトル言おうとすると「ミセスハリスパリスへ行く」って言っちゃう…。

ちょっと強引なとこもありながらこういうほっこりできるのも良いものですねぇ~。
今の世界にはハリスさんが足りていないように思う。

一般人と富裕層の格差の象徴のような高級店に場違いな家政婦が乗り込んで行くことで一般人とは決して交じり合わないはずだった世界が中和されていくような。
そしてそんな富裕層の為のお店でも働いている人は華やかなモデルも含め一般の労働者となんら変わらない同じ人間なんだなと格差の溝をハリスさんが埋めてくれたような感覚。

社会の格差を表現したようなパリの観光名所の華やかさとゴミだらけの街角も印象的。
しかしかなりな現金を持ってたわけだけども駅で寝ちゃってハリスさんよく無事で済んだもんだよね~ヘタしたらあそこでバッドエンドなってもおかしくなかったよね。

わりと「なるほど~じゃ~こうなるんじゃないかな~」って読める展開ではあったんだけども演出とハリスさんの健気さで涙がこぼれそうになったよ、にしてもあの子は物は返せないとしても弁償だけはしなさいよと。

ナターシャがめっちゃかわいかったし思いのほかチョロかったね。
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