てる

ミセス・ハリス、パリへ行くのてるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

現実は厳しいけれど、優しくも温かい日々は自分がどれだけ人を大切にするかで変わってくる、というのがすごく伝わってくる映画だった。

ミセス・ハリスは見知らぬ土地で辛い態度を取られるけどそれを憎むわけでもなく、悪人でも善人の目があると見てくれる人だった。自分が嫌だなと思う面もあるけれどそれさえも愛しさで包み込んでくれそうだった。

今でこそDiorはコスメだったり多岐に渡った展開が多いけれど、元々は(上級階級のための)ドレスの販売であった事を知った。

時代の流れを読んで固執したものから変化を起こして新しい世代に受け入れてもらうというのがどれだけ大変なのか私には分からないけど、ミセス・ハリスのような新しい風が必要なんだなって教えてくれる、そんな映画だった。
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