ゆりな

ミセス・ハリス、パリへ行くのゆりなのレビュー・感想・評価

3.9
「助けてあげる。
まずは立ちなさい」

観る前から多分良いってもう分かってたよね。
何歳になっても自分の好きなことにワクワクしている人って素敵だし、その姿を見るのが好きだ〜。1950年代のロンドン、ファッションも家具もレトロで可愛い。

ミセスハリスがドレスに出会った瞬間のキラキラ、恋愛映画よりもキラキラしていて、眩しくて羨ましかった!
1950年のコレクションは当たり前のように、今みたいにランウェイじゃなくて、一部の人のみ状態で部屋を回るものだけど、出てくるドレスやルックの美しいと言ったら。何回でも見たい。

伯爵が想像より伯爵で笑ってしまった。中身も見た目もイケオジ過ぎん?

何よりも素直で人当たり良くて、嫌な扱い受けてもサラッと流すミセスハリスの人柄がよかった!
かと思えば苦難もあり、本当に人生を見ているような山あり谷ありなストーリーだった。
こんな映画、なんぼあったっていいですからね。

そしてこれポール・ギャリコが原作で驚き。もっと雪の妖精の話とか、ファンタジーなイメージがあるのだけど、道徳的な部分では似ているのかも。
ゆりな

ゆりな