quatorze

銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章のquatorzeのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラグナロク! イゼルローンにフェザーンで盛り上がる一方でかわいいが渋滞していた。

・やさぐれシュナイダー
・紅茶に不満なヤン提督
・ヤンをお世話する夢を見るユリアン
・恋心を語るフレデリカ
・フロイライン連呼するラインハルト様
・相変わらずヤンガチ勢のシェーンコップ
など。

個人的にはシェーンコップとロイエンタールの一騎打ちという神シーンでだいたい全部吹っ飛んだ気がします。サーベルをキャッチしての迎撃。振りかぶって飛び込んでくる攻撃。不遜でかっこよすぎる名乗り。激しく打ち合い、不利を悟るとさっと撤退する判断の良さ。あの何分かにいくらでも注ぎ込める。

不穏なロイエンタールがいたるところに。ラングがいたりロイエンタールが何か思っていたりマインカイザーって呼ばれ始めたりイゼルローン提督の話が出てきたりいよいよ後半に向けて動いてきたなと。一方ミッターマイヤーは生粋の軍人ながらも意外と統治者の能力があることを示唆されていた。素直に謝るミッターマイヤーに寛大に微笑むシーンで、ラインハルト様にミッターマイヤーがいてよかったと思いました。まだそう思うのは早いのだけど。ミッターマイヤーって信頼度高い。ミッターマイヤーの演説にちょっと感動したくらい。

フェザーン占領に喜んでいる平民の帝国軍兵士、歴史が変わる瞬間に居合わせたとテンション上げる。門閥貴族と同盟国が手を組んで得られた権利を奪いにくるなんて誰も言ってないけど志願してくる平民。そうやって人は戦う自分を正当化するのだと。

そして同盟。民主国家の軍人は、どれだけ有効な策を知っていても文民統制。政府が最低な時は特に何もできない。孤軍奮闘するビュコック、落ち込むヤン、合わない戦い方をしてみるユリアン。それでもラインハルト様の想像と違ってヤンは民主主義を手放さない。

とりあえず製作が決まっていたのはここまで。でもこれだけ種を蒔いていただいているからにはどうにかして完走していただきたい!
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