量産型女子の映画記録

瀬戸内寂聴 99年生きて思うことの量産型女子の映画記録のレビュー・感想・評価

4.3
「生きた、と思って死にたいのならば厳しい道を行くべきだ。」「情熱のあるところに仕事や恋愛は来る」という最後の言葉がとてもよかった。
とっても可愛らしい笑顔を絶やさず、ピュアな心はそのままであり続けた瀬戸内寂聴さんに感動した。常に正直に生きる事が人の心を満たすし、人が見た目も中身も若々しく在るためには笑顔を絶やさない気持ちがものすごく大切なんだなとおもった。それ程本当に気持ちの良い笑顔を映像の中でずっとされていた。
それから死にたい、もう生き疲れたと仰る場面も印象に残った。暫く残される側は先に逝くであろう大切に人になるべく長生きしてほしいと思うけど、それは自分のためであって、必ずしも相手の願いではないかもなぁなんて思ったりもした。今生きてる時間を共に大切にしたい。

そしてなによりも、映画観ている方がご高齢の方々多かったんだけれども、寂聴さんがトンカツとかビール飲んでる姿が出てくる度に会場がザワザワすることがものすごくよかった。