2024/02/24㈯(池袋HUMAXシネマズスクリーン2)
一昨年の夏に続き今回はナワリヌイ氏の怪死事件を受けて二度目の鑑賞。観客数は約60名ほど。
昨年末「ヤジと民主主義 劇場拡大版」を見た時も感じたことですが、政府が反対者を実力で排除する有り様は、程度の差こそあれ日本もロシアも全く同じ。
政治権力が《合法的に理不尽なふるまいを行う存在》であることが活写されています。
多くのレビューアーが書いている通り、映画の最後にナワリヌイ氏の口から放たれた
「悪が勝つのはひとえに善人が何もしないから」
「あきらめるな」
という言葉が今日も骨身に染みました。
※老婆心ながら、この映画は『ベリングキャット( Bellingcat)』について予習をしてから鑑賞することをお勧めします。
2022/06/19㈰ (渋谷シネクイント・スクリーン2) 12:00 ~ 13:39の回を鑑賞。
めっちゃくちゃ面白かったです。
フレデリック・ワイズマン氏や原一男監督を筆頭に、洋の東西を問わずドキュメンタリー映画をいろいろと見てきましたが、『娯楽性』という点で言えば本作品はピカいち。
手に汗握る展開で、全くダレることなく98分間集中して楽しめました。
主役は「過激派組織を設立した罪(?)」に問われ、現在ロシアで収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏。
政府の腐敗を追求する人が「過激派」扱いされるのは、古今東西不変の真理。
善人の不作為の典型例は「選挙で投票しないこと」だと思います。