プーチン政権反体制派ナワリヌイ氏の毒殺未遂ドキュメンタリー。先日のアカデミーで受賞したので鑑賞。
ニュースなどで彼の存在や毒殺未遂の件も知ってはいた。けど、ここまで大きなことだったとは。まさかの毒殺未遂実行犯の証言を手に入れる映画のような展開。思った以上に闇だらけだ。確実な事実も明白な証拠も存在して公表されるのに全くの効果がない。リーダーというだけで権力が行使され、まるでいつかの独裁政治のように映る。記者会見でのプーチンの発言には思った以上に大胆でびっくりした。
クレムリンとはなんぞと思って調べたら、古代ロシアの城塞を意味する言葉であり、ソ連時代からのロシアの国家権力を象徴する言葉らしい。なんともふさわしいなと思えた。
ナワリヌイ氏の最後の言葉。
「悪人な勝つのは、ひとえに善人が何もしないから」
彼は未だ刑務所に投獄されている。