山田太郎

ナワリヌイの山田太郎のレビュー・感想・評価

ナワリヌイ(2022年製作の映画)
4.0
モスクワに向かう機内で何者かによって毒殺されかけたロシアの反体制派ナワリヌイは、療養先のドイツでジャーナリストたちと協力して自らの暗殺未遂事件の真相を調査する。
犯行に使われたのはロシアで開発された神経剤ノビチョクで、ナワリヌイたちは、FSBが犯行に関わっていたことを突き止める。
内部の人間を装ったナワリヌイが、犯行メンバーの一人に電話をかけると、まんまと騙されて犯行の様子を話してしまう下りはまるで映画のようで、ロシアの諜報機関の愚鈍さを象徴するシーンだ。
調査チームは、大手メディアとともに調査結果を世界中に公にし、大きな反響を呼ぶことになる。
その後、ナワリヌイは、ドイツからロシアに帰国するが、空港で拘束され、投獄されてしまう。