錦織良成が監督と脚本を務めています。
実際にあったプロジェクトがモチーフ。
監督の錦織良成が書店で絵本を手にし、
それがバナナの紙と知って企画を発案。
ハイチは最貧国の一つで、
日本と同じ島国であるが、
教育は一部の子供だけで、
他は字すら書けない状態。
政情不安で国も不安定で、
暴動が何度も起きている。
その中で主人公の幸子は紙を作る。
タヒチとハイチを間違える天然で、
現地に到着しても普通に寝られる。
図太い神経の持ち主で行動的です。
だからこそプロジェクトができた。
何一つ後ろ向きなところがなくて、
ハイチの人と同じように常に笑い、
なんとかなるという考え方である。
演じているのは小山田サユリ。
正直言って演技は微妙でした。
特にセリフのないシーンでは、
演技が不自然で違和感がある。
日射しが強いハイチでも色白。
色々と細かい点が気になった。
そんな幸子を支えている現地職員、
フィリップをアドゴニーが演じる。
ファニエスト外語学院で活躍した。
実は5カ国語を操るエリートです。
母国語のフランス語はさすがです。
微妙な幸子とは雲泥の差であった。
演技もアドゴニーの方が良かった。
バナナから紙を作る専門家に、
教授の代理に大学院生の中田。
演じているのは山本耕史です。
リアクションをしてくれます。
幸子は難なく受け入れている。
その対比に素直な反応を示す。
和紙職人の山村たか士。
緒形拳が演じています。
幸子の熱意に押されて、
ハイチまでやって来る。
ベテランの実力が出る。
淡々と物語が展開していく。
まるで伝記映画ような感じ。
緩急と抑揚がほぼないです。
印象に残る場面もほぼない。
ゴールに向かった進むだけ。
余計な仕掛けもありません。
当然ながら物足りないです。
悪くはないが特別良くもない。
バラエティ番組でも見る光景。
むしろ、こっちの方が詳しい。