脚本と役者が良かった。
生にフォーカスしているお話しのようで、テーマは死の方。
ターゲットは中年よりも上の世代の方々だと思ったので自分の感性で語るべきか微妙だけど、分かりやすいけど情緒的な上品さを避けた絵作りと音楽は、芸術性では無い、個人的には嫌いなタイプの寄り添いを感じたが、周りのターゲット層のお客さんが満足そうだったのでそういうものなんだと思う。
ストーリーの中で登場するとある若いキャラクターが、若さに対する偏見やステレオタイプを詰め込んだみたいな描き方をされてて、そこだけはその子をその場で観ている全員で責め立てているような感覚に陥ってとても不快だった。
昭和の華やかなシネマの名残が残る丸の内TOEIで観たのはその風情も含めて良かったと思う。
脚本は本当に良いので、ストーリー重視の人にはオススメできると思う。
