このレビューはネタバレを含みます
【あらすじ】
長年働いた職場をクビになり、お金もない‥
居候している娘の家では気まずくて居づらい‥
そんな冴えないながらも純粋で優しいおっさん(主人公)が、ハイウェイで困っていた女性を助けたお礼に無理矢理押し付けられた白くてでかい犬‥ボンボン
ドゴという犬種で闘犬や猟犬としての素質が高く、主人に忠実で番犬にもなる、血統書付きの犬だがどこか気弱でおとなしいボンボン。
この犬をもらいうけたことから、彼の人生は少しづつ良いほうに動き出す‥
アルゼンチン版:物物交換じゃない、わらしべ長者‥な話。
似た者同士の二人が出会い、車で旅をする。
そこでいろんな人と出会い人生が少しづつ変わっていく‥ほんわかとどこか心に残る映画。
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【2008.7.29 鑑賞時の感想と備忘録】
二人がただいっしょにいる。青空の下、車の隣にボンボンを乗せて走る。それだけでいい。
主人公のおっさんがボンボンを飼うことでいろんな人と出会う。
主人公含め、出会う人出会う人みんな良い人で悪人はでない。
見ていてほんわかした暖かい気持ちになる。
わらしべ長者な話だけど、最初の物(ボンボン)を交換するわけじゃない。
無理矢理渡されたのに、むしろ売ってくれ言われても何故か拒む。主人公お金に困ってるはずなんになー。
んで、結果として、主人公が幸せになったか‥というとどうなのかわからない。
でも、見ている私たちが幸せを分けてもらったなーと感じる、そんな作品なのです。
主人公のおじさんの目が、とてもキレイでキラキラしていて引き込まれた。素朴で純粋で、すごく良いキャラ。
銀行のシーンで店員に「(お金が合っているか)お確かめください」言われたのを、「いや、信用しているから」と返すところが人柄が出ている。
後半まで、犬小屋?の名前を犬の名前と勘違いしていて、ボンボンのことをレ・チェン(犬)と呼んでいるのがまたかわいい。
そして、何よりボンボンがかわいい!
でかくて怖い犬種のはずなんに、おとなしくて忠実で‥しっぽベンベンってなって‥とにかく、すんごいかわいい。
お涙ものでもハッピーエンドものでもない、「普通」の良い話。見ているこっちが幸せになる映画です。
ただ、日本版の予告はポップすぎてちょっと印象が違うかも。。
日本版予告は編集的になんかボンボンを手放す話なのかなーと勘違いした。