このレビューはネタバレを含みます
結末が読めてしまうからこそ、いつ最悪なことが発覚するかのハラハラがよかった。
（読めてたというが、読みより最悪だったし、ちょっと希望的だった）
タバコを吸ってたり、煙がモクモク出てる時は総じて（キャラクターたちにとって）良くないシーンだった。
自分の気持ちを煙にまくそんなシーンのメタファー的な感じだったのかな…？
同じ構図を意図的に重複させてるのも、話の展開、キャラクターの気持ちを理解する上でわかりやすかった。
横浜流星がすごいなと思った。
優君が辛いとこっちも辛いし、嬉しいと嬉しくなる
「優」って名前の通り、優しいからこそ母、村、美咲、恵一を捨てられないし、、、最後に父親の想いが理解できてしまうという…
髭がある無しの印象、髪型の印象、全部計算済みだろうけど込み込みでいい演出だったと思う。
『流浪の月』『線は、僕を描く』のときとはまた別人で、すごいなぁ…と思った。ファンです。（笑）
途中で美咲が語ってた能のストーリーはまるでこの物語の結末だったけど、優がこうなるって（こうなってくれるって）わかってたのかなぁ…分かってたなら怖い。
個人的な話だけど、人生で初めてレイトショーで映画を観た。電車的にエンドロールは観ずに劇場を後にしようかと思ったが、最後まで見て正解だった。（と、言うより後味的にエンドロールごすぐ現実に戻れなかったと言うか…）
あと、この映画で奥平大兼君のファンになりました（笑）ああいう後輩キャラ、いいよなぁ…
