骨盤ケア

ヴィレッジの骨盤ケアのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

藤井道人監督作品にしては、とっ散らかった映画だな〜と言うのが感想として初めにきますね〜色々やりたい事詰め過ぎて、溢れちゃった感じ!
冒頭の能のシーンや村の霞が立ち込めた鬱々とした雰囲気は映像美というのも頷けますし、横浜流星の、折れた心をどうにかテープで巻いて誤魔化して、それでも堪えきれず出て来た物を枕に咆哮し発散させようとするどうしようもない暗鬱な感じが、映像の雰囲気ともあっていて、前半は凄く良かったです。
でも、能とか祭りとかの描写いる?絶対要らんやろ、別に物語に深く関わってくるわけでも無いし....奇祭が行われる閉鎖的な村で起こる事件に巻き込まれる主人公...みたいなのを期待して行ったら、えっ?!ゴミ処理場?!何の話!???!?となります。何の話?聞いて無いんだけど。
あとアレ、主人公とヒロインとデブのヤクザもどきのダルい三角関係みたいなやつ。要らんて。主人公とヒロインの共依存で村から益々出られなくなる、とかで良いじゃん....嫌な人ばっか出てくるよ、世紀末?
つか、村から出て早々に一抜けした奴が戻って来て容喙した所為で、微妙なバランスを保ってどうにかやってた物が崩れて、最後のひと押しで崩した奴が最後村を出て行くアレ....お前らの所為だろ。責任取って最後まで村で生きろ。骨埋めろ。私は心が狭いのでイライラすゆ〜〜〜
もう、田舎+土着信仰+ホラー+藤井道人を期待してたのに、何?なん...何?
個々の要素はめちゃくそ美味しいのに、それを画面で合わせると食い合わせが悪すぎる。
めちゃくちゃ美味いグラタンの上にめちゃくちゃ美味いバニラアイスとエビチリとムニエル乗せられたの出された感じ。個々では美味しいのに....
私はどうにもこの霞門村には入村出来なかったですね。残念!
骨盤ケア

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