明確な視線が心に届く
蓋をして安心しがちな
ひとが見たくないもの
忘れてしまいたいもの
そんな問題に光が当てられている
社会派プロデューサーと藤井監督
彼らがタッグを組んだ執念の力作
難民、戦争、食糧、地球温暖化そして
それらの背後にあるはずの廃棄物の問題…あまりに巨大なために誰もが尻込みして目を逸らすような問題のひとつに、この作品は挑んだ
つまり、今必要な作品なのだ
忘れていましたよね、ゴミのこと?
(…わたしはいつもゴミの行方に関心を寄せずに暮らしています💧🙀スミマセン×スミマセン)
理不尽な村八分を前にして、ひとは単なる透明人間ではいられない…
母を見限ることができない孤立した息子が主人公
壮絶な境遇にあって、彼の空っぽの心に残された、その「優しさ」
彼の幸せを期待せずにいられない が…
自然豊かで平穏な田舎
それはどこにでも在るものなのか
いつまでも保たれるものなのか
「暴力」という問題の広範さ根の深さ
処分場の問題は予言でもあるのでしょう
お能の美しさと黒木華さんの演技がこの作品を昇華させていた
⭐️雰囲気ある重厚な絵作り 流石です
導入部から、どのシーンも美しい
⭐️意識的に無意識の領域に留めたいコト
そんな巨大な社会の闇こそがこの
ヴィレッジの影の主役
いろんなゴミが投棄されてました💧
⭐️邯鄲 夢の枕
虚構の繁栄は、まさに邯鄲の夢
村長が見た夢は、虚構の上に立つ砂城
主人公の見た夢は…?
やはり現実のことだったのでしょうか
この日本で今も起きている幻のよう
わたしたちが享受しているこの表面的な
繁栄はひょっとして邯鄲の見た…☁️
あるいは霞
⭐️能と能面の美しさが作品の魅力をUP
⭐️黒木さんの能面のような表情
そのON/OFF🐢
魅力的で快活ながら不思議な影もある
緊張を盛り上げてくれる、見事な演技👏
⭐️ラストの作間くんの表情が俊逸
何故かずっと忘れられません
霞は晴れたのでしょうか?
⭐️もちろん横浜さんの熱演とそれを
引き出した藤井監督が本作のパワー🔥
古田さんのしぶとさ&毒気?も👏
⭐️霞門村☁️は霞ヶ関☁️に
ちょこっと、似てますヨね?