しん

ヴィレッジのしんのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
1.9
小さなムラの収入源としてのゴミ処理場。そこには建設賛成派と反対派の熾烈な闘いの歴史があり、流星の父は反対派で殺人事件を起こし亡くなっていた。苦しみからギャンブル依存症になった母親の借金を返す為ゴミ処理場で働き、理不尽な扱いも受けていた。最初、誰が流星かわからないほど暗く陰鬱とした主人公がいた。最初から、重過ぎた。そこに、不法投棄問題や核処理問題も絡み、どんどん暗くなるばかり。少しでも流星が前を向いて立ち上がっていく姿を期待したが、厳しい現実のままだった。これは現実の話しと思える所も多く、辛い映画だった。華さんの優しさだけが救いだったのに、その優しさも潰してしまって救いようがなかった。
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