このレビューはネタバレを含みます
横浜流星に呑まれっぱなしの120分. 哀しみと怒りの表現に脱帽です...そして、一ノ瀬ワタルことごとくこういう役回りだよね.....(笑) 最近、奥平大兼の演技の魅力に惹かれつつある
能がモチーフで、なかでも演目『邯鄲』（かんたん）が話の軸になっているけど、『邯鄲』然り、『平家物語』然り、栄華は一睡の夢だと知らしめてくるよね.... 必死に作品世界との違い、登場人物との違いを見つけて"私は違う”って思おうとしてたけど、結局どんな人にも社会にも当てはまる真理なんだよなあ
能や炎の明るさと霧のコントラストが村の異質感を引き出している..演出手法の観点からも藤井道人さんの作品をもっと観たいと思いました...! まずは『ヤクザと家族』『新聞記者』をブックマークした.
