yuki

ベルベット・ゴールドマインのyukiのレビュー・感想・評価

3.5
伝説のロックスター(ジョナサン)、新聞記者(クリスチャン・ベール)、憧れていたカリスマ(ユアン・マクレガー)、3人が織りなす物語。

ストーリーがいまひとつピンとこないしグラムロックに思い入れがないからのめり込みにくいのは否めない。デヴィッド・ボウイとロキシー・ミュージックぐらいしかまともに聴いたことないし。
それでもユアンのイギー・ポップぶりには魅入る。もはやボウイなジョナサンは中性的な美しさでセクシー。

裏の主人公であるクリスチャン・ベールが人には言えずに生きてきたマイノリティーな人間で、このアーサーの視点がおもしろい。
トニ・コレットもはじけてる。過去を語るシーンのくたびれ方とかも最高。脱ぎっぷりもいい。というかみんな脱ぎっぷりよくてモザイク入りがち。

トッド・ヘインズ作品にサンディ・パウエルというのはここから始まっていたのね。素敵。
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