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Miss India(原題)のuriのレビュー・感想・評価

Miss India(原題)(2020年製作の映画)
3.6
ー “I have a cup of chai when I am happy, and a cup of coffee when I'm angry. I don't know any other beverages than these two.”

ー “In India, chai is as important as petrol. People don't spend a day without having a cup of chai. People drink chai when they're happy, sad, angry, irritated and on other occasions. And this place (the US) has been accustomed to coffee. They don't know the value or the taste of chai. And we must be the first ones to introduce the taste of chai to them.”


Google検索で見つけておもしろそう!とピンときたんだけど、当たりだった。美しくて自信に満ちた女性Samyukthaを見て元気が出た。

映像が綺麗。映像の魅せ方もすごく綺麗。一方で全く逆のことを言うと、美しくつくり込みすぎている気もする(特に突如現れる謎のデート相手Vijayとのモンタージュ)。なんというか、、役者の演技が”演技演技”していて、綺麗事が全てのテレビCMを2時間ぶっ通しで見ている気分になる。でもこれってインド映画あるあるなのかしら?(笑)


オリジナル音声でもボイスオーバーなのが不思議に感じた。中国と同じで役者さんの訛りをカバーするためなのかな〜とか思ったけど元々英語を話しているアメリカ人役者の声まで上から被せる意味はないもんね。インド系じゃない白人や黒人のアメリカ人もインド訛りの英語を話しているのはめちゃくちゃ違和感。特にGoogle翻訳みたいな棒読みAIの声が出てきたときは(それも1度や2度じゃない)おったまげすぎて声を失った、、、Samyukthaの吹き替えは良い声だったけど、それ以外の声どうにかするべき。このせいで映画全体の不自然感が拭えない。

2時間もあるからビジネスが波に乗ってきた後のサクセスストーリーを端折らずに見せてほしかったが、実際のビジネスシーンで生かせそうなアイデアは特に無し。インドの中流階級からアメリカに出てきてビジネスを成功させる話だけど、”ビジネス映画”とは呼びづらいかも。
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