映画館で観た時は「渋いけど、もう少し派手なほうがなぁ」などと思っていましたが、改めて見返すと、これほど面白かったとは！
社会派っぽくもあり国際的な陰謀もありミステリーや上層部や敵との駆け引きなどもあり、そういったのが好きな私はハマりました。
「ラン・ローラ・ラン」のような若い感じはなく、じっくりと見せていく演出、本当はもっと複雑なんでしょうが、それを解りやすくした脚本、オープニングからクライヴさんのアップにした撮影や編集は大人の映画の雰囲気があります。
クライヴさんが渋くてカッコいいんだ、アーミン・ミューラー・シュタールも上手いんだ。「ミュージック・ボックス」でも重いもの背負ってたように記憶していますが、本作でも少し過去のある役柄。この人とブルーノ・ガンツは味があって好きですね。
音楽も派手にしないのもグッド、ってか監督も担当していたんですね。
これはＤＶＤ買います！
