メッシ

東京の宿のメッシのレビュー・感想・評価

東京の宿(1935年製作の映画)
3.5
宿無し、職なしの父子の職探し。

小津安二郎にしては珍しく台詞で物語が進行されていく印象。
無声映画だからだろうか。

父は漸く職を得たが貧する親娘のために身を投げ打つ、というストーリーに捻りは感じられない。

ただ坂本武の下膨れした丸顔の親父然とした人の良さそうな佇まい、飯田蝶子の少し意地悪そうだけど、いざとなると放っておけない世話焼きオバちゃん感は完成度が凄かった。
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